2022年12月19日月曜日

W杯 狂乱の1か月はPK戦でアルゼンチンに凱歌  アルゼンチン 3(4PK2)3 フランス


アルゼンチンが先行してフランスが追い付くという、スリリングな試合展開。 しかも75分まではほぼアルゼンチンの守備がはまりにはまっていた。 準決勝まで攻守に活躍していたグリーズマンを下げてから、フランスの守備の強度が上がりエムバペの2ゴールで追いつくという驚きの展開になった。
PKで先制のゴール メッシ

鮮やかなカウンターで最後はディ・マリアが追加点

後半80分 PKを決めるエムバペ 

1分後エムバペの同点弾ボレーで追いつく
延長でもアルゼンチンが先制し、フランスが追い付くという展開で名勝負になった。
延長前半 ロリスが弾いたボールをゴールに押し込むメッシ
延長後半再び同点PKを決めてこぶし上げるエムバペ

PK戦2人目コマンを止めて喜ぶマルティネス

 2006年のドイツ大会でイタリアに決勝PKで敗れたのに続き2度目決勝PK負けのフランス。決勝でもPKで決着をつけなくてはいけないのは酷かもしれない。公式記録では3-3の引き分けなのだから...

 2006年に初出場した時のメッシはアルゼンチンでも外国人的な扱いだったが、絶対的なマラドーナの擁護もあっていつの間にか共に神の子と称されるようになった。南米ではサッカーが生活の一部になっているから、暫くアルゼンチンはお祭り騒ぎが続くことになるだろう マラドーナと共に...。
Impossible is Nothing アディダスの投稿


 次回の大会はできれば現地で観戦したいものだ。メキシコ、アメリカ、カナダという広範囲になるが、拠点を決めれば長期の滞在も可能だと思うが、今の物価高だといくらかかるか想像がつかない。

2022年12月15日木曜日

W杯 決勝はアルゼンチン-フランス

 アルゼンチン3-0クロアチア

両雄がキャプテンとして握手
メッシとマラドーナの為に戦うアルゼンチンと、自ら原動力となるモドリッチのクロアチアの対決だった。
アルバレスのカウンターの突進は相手にブロックにあいながら自分の前に戻ってくるという強さを見せゴール
今大会注目のクロアチア代表ヨシュコ・グバルディオルを振り切り3点目をアシストするメッッシ
メッシが動かなくても周りの若手が献身的な運動量で支えるアルゼンチンと自らクロアチアの中盤を構成するモドリッチ、点差以上に見ごたえのゲームだった。

フランス2-0モロッコ
 堅守のモロッコが早々に失点したのは痛かった。
前半5分エムバペのこぼれ球に反応し先制ゴールを決めたフランスのT・エルナンデス
モロッコも両サイドを使いながらボールを支配するが、フランスの中央を崩すことができない、グリーズマンが攻守でフランスをコントールしてた。
バイタルエリアに入るボールコースに立ちはだかったグリーズマン
1点目のDFバランから前線でのパスの受け方は現代サッカーのお手本のようなプレーだった

欧州で活躍する選手を多く抱えるモロッコは、個でボールを持ち運ぶ力のある選手が多く足元の技術もしっかりしている。守備も大型の選手で固めてして簡単に崩すことは難しいと思っていた。彼らにとって追いかける展開は今回初めてだった。

今回のベスト4の戦いのレベルは、流石に日本との力の差をまざまざと見せられた感じがした。 日本はさらに個々の力をレベルアップさせてチームにする必要がある。特にGK、CB、FWは若手の台頭が必要。

さて決勝は、中4日のアルゼンチンと中3日のフランス。今のグリーズマンの活躍をみると右のデンベレ、左のエムバペを擁するフランスのほうに分がありそな気がするが、南米選手権を制した時のアルゼンチンの気迫があれば1986年以来の優勝もありそう。


2022年12月11日日曜日

ワールドカップ ベスト8の戦いはやはり面白い 

 パスポートが切れていなければこの4つの試合のうち2つを観ることができたと思うと残念でならない。 やはりワールドカップで一番面白いのが準々決勝。 南米、欧州強豪は決勝に向けてチームの状態を上げていくので、ここが一番コンディションが良いことが多い。 

 そういう意味では、日本とPK戦までいったクロアチアがブラジルにどこまでやれるのか心配していたが、前大会と同じように2戦連続の延長PKを征してしまった。 37歳のモドリッチが最後までチームを引っ張り延長土壇場で追いついたのは驚きしかない。

もはやPK戦はクロアチアの国技なんじゃないかと思った。
続くアルゼンチンも、2点を先制しながら後半の終了間際オランダに追いつかれる。試合はイエローカードが15枚という荒れた試合になった、スペインのベテランレフェリーが試合をコントールできなかった。 

PK戦を制したアルゼンチンはお行儀が悪すぎる(アルゼンチンもPK戦は4勝1敗)
クロアチアVSアルゼンチンはお互いに消耗しているので、いきなりPK戦でもよさそうな気がする。
先制ゴールを決めるモロッコ代表ユセフ・ネシリ 高かった
モロッコはアラブ選手の独特のボールの持ち出し方がヨーロッパで磨かれた感じ、守備もめっぽう強い。ロナウドも後半交替で入って良いプレーをみせていたが、堅守に阻まれた。 次のフランス戦はかなり見ごたえのある試合になりそう。
2本目のPKを外すケイン(2本続けてPKを蹴るのは難しい)
連覇を狙うフランスはイングランドとのビックマッチ お互いのタレントが持ち味を出していたが、フランスのグリーズマンが攻撃を上手くコントロールしてエムバペやジルーを活かしていた。

まさか、ブラジルが負けるとは思っていなかった。クロアチアのあの粘りのプレーは何処から来るものだろうか? なんか決勝は前回同様フランスvsクロアチアになりそうな気がする、

2022年12月6日火曜日

W杯 2ndラウンド16  日本1(1PK3)1クロアチア  消耗戦の準備が足りなかった?

 

 PK戦になって1stキッカー南野で、ひょっとするとPK戦の練習していなかった?と思った。 本来なら、ベテランの吉田か遠藤からかと思っていた。 何よりGK権田のPKストップというシーンを今まで見た事がなかったので、少なくとも延長で勝負を決めて欲しかった。

 そういう意味では、まだまだ次のステージに行くには監督、スタッフ含め足りないことが多かったということだろう。 前回大会に比べ運動量の落ちたクロアチアに対してもっと仕掛けられたから、三苫は先発で使いたかった。あれだけ研究されていたから、逆に右サイドはもっと有効に使えたはずだ。 中3日というスケジュールでかなり過酷、多くのタレントを持ったチームが優勝する大会になるだろう。

 次はメキシコ、アメリカ、カナダの共同開催でチーム数も48という狂気の大会になる。経済効果としては物凄いことになるが、渡航費は今まで以上高くなるだろう。 アメリカの物価を考えると4泊6日エコノミーで300万くらいになりそうな気がする。 今回、準決勝2試合を観戦するツアーをビジネスクラスで申し込んでいたが、6月初旬の段階では160万だったが、7月中旬には260万円になった(パスポートが切れていて取り直している間に100万も上がった)ので、断念した。 次は2026年さらに成長した日本代表を観るための資金を貯めよう。

2022年12月2日金曜日

W杯 3戦目(GL) スペイン1-2日本 無敵艦隊を沈める びっくりした

 GK     権田

DF   板倉 吉田 谷口

MF 伊東 田中 守田 長友

    久保    鎌田  

FW     前田

先発に谷口を入れたので三苫も先発かと思ったが.... 長友だった。森保監督はなかなか頑固だな。 前半はスペインにボールを回されサイドに引き出されることが多く、最終ラインはモラタ1人に3人で守る形で常に人が余るというギャップが多く、モラタに誰が付くかはっきりしないうちにやられた。 吉田が板倉にマークを指示した瞬間だった。本来あってはいけない失点だった。


 その後最終ラインも少し上げたところでDFのプレスも積極的になった。ただ、両サイドの伊東、長友の守備はあまり効果的でなくボールはずっと支配された。前田も前線からよく追ったが、両サイドの上がりが遅いので鎌田、久保も前に出れこれず一人でのアプローチになってしまった。それでもGKへのプレッシャーはかけ続けていた。

 後半、長友→三苫 久保→堂安 でサイドの上りが速くなった。1点目は前田のGKへのアプローチから三苫・鎌田の連動のプレス。再度GKへの前田のプレス。逆サイドに送ったボールに伊東がマークを捨ててプレスをかけた。 浮いたボールをワンタッチでシュートコースに運んだ堂安の左足から強烈なゴールが生まれる。一連のプレスは素晴らしかった。

前田の速さにウナイ・シモンも余裕がなかった

堂安の左で1-1に追いつく
続けて、GK権田からボールを伊東が受けて田中→堂安とつなぎがドリブルから股抜きクロス。一旦ゴールラインを割ったように見えたが三苫が折り返し、田中押し込んで逆転。


VARでゴールも認められたが、前田にボールをぶつけずに折り返した三苫は凄すぎる
その後、前田→浅野 鎌田→富安 浅野は三苫のクロスをミートしきれず左に大きく外すが、上手く抜け出していたからもう少しなんとかしてほしかった。 富安は右サイドに入ってジョルディ・アルバを完ぺきに抑え、三苫も左サイドを落ち着いて抑えていた。危ないシーンもあったが、両サイドを深く使うスペインはバイタルエリアの外側でボールを回すしかなく、日本は上手く戦った。
 ドイツ戦を圧倒しながら引き分けたスペインは強いが、両サイドをケアできれば十分にチャンスがあるんだなと思った。

 次は、月曜深夜0時からのクロアチア戦 眠れない日々はまだ続く。