2017年7月19日水曜日

7/18 黒キツネ祭りに行って来た

整理番号が700番に近かったこともあったので、とにかくゆっくり行こうと思っていた。グッズに関しては買えれば買うといういつものスタンス。こういうライブハウスでは意外と並ばないで買えることが多いのでとりあえずグッズの販売が時間が終わる寸前に着くようにしたのだが、会計の窓口が2つ?しかなかったようで会場に着いたときはまだ購入者が並んでいて諦めた(ちなみにTシャツとタオルは終演後に余裕で買えた)。
 心配された雨は横浜を出発するときにはすでに止んでいて、持って行った折りたたみ傘は使うことはなかった。
 5時50分から入場が始まったのだが、A30が呼ばれるまでに15分もかかっていて、おいおいどれだけ時間がかかるのだろうか心配になった。結局私が入場できたのはすでに7時を過ぎていて開演は7時40分くらいだと思った。 オリンピックに向けて会場への入場のチェックも厳しくなっているようで、本人確認(the oneで確認したがほとんど見ていない感じだった)と金属探知機でのボディチェックと入場にとにかく時間がかかっていた。興行はHOT STUFF PROMOTIONがっ取り仕切っているようだが、さすがにもう少し人を多くしないと当日帰る遠征組の人はたまったものではない。

 会場に入りすでに前半分はびっしり人がいて、前を目指すのはやめ一段高いPAの横の柵に陣取った。なんとかステージの視界を確保。それでも男ばかりでなんかいつもより背の高い人が多く感じてさすがに手が上がると前が見えない。
(どなたかわからないが画像お借りしました)
とにかく音を楽しみたかったので、PAの近くに行ったのだがこれは正解だった。今まで行ったO-east,Zepp,豊洲pit(ここは最悪だった)、新木場STUDIO COASTより音が良かった。音圧もなかなかだったが耳栓をするほどではなかったし、ずっとズボンの布が揺れているのが心地よかった。
すぅさんの歌声は相変わらず素晴らしい、今年のUSツアーを経てさらにパワーアップした感じがした。ときどきバックトラックの音が下がって聞こえる時があったが、お構いなしに正確なピッチで歌うのだからたいしたものだ。PAのエンジニアもその時は慌てていて音響ってけっこう大変なんだと思った。 すぅさんメギツネで途中声が裏返ったが、裏返るというよりは喉がひっついて声が詰まったという感じだろうか? 喉が渇いているとそうなることが多いのだが、これもご愛嬌というところだろう。 正直なところ、彼女の声はこのくらいのライブ会場では狭すぎるのかもしれない。もっと広いところに解き放ってやりたいという感じがした。
神バンドは小神、大神、BOH、青山の4人。フロントの3人との信頼関係も出来上がっていてそれぞれの上手さも引き立つ演奏で凄く一体感があってよかった。
ゆいもあはUSツアーよりぷにぷに感が減って、相変わらず可愛らしい。神バンドとすぅさんだけでもバンドとして充分成り立つのだが、ゆいもあがいることによってシリアスなメタルシーンの観客に笑顔をもたらすという他では考えられない相乗効果がある。とはいえ彼女達も18歳でいつまでも可愛らしいとか言っている場合ではないのかもしれない。ただ、海外の人からみれば10年後もきっと子供にしか見えないからこの構成はずっと続くかもしれない。

セットリストは以下 
01、BABYMETAL DEATH
02、META!メタ太郎
<神バンド・ソロ>
03、かくれんぼ
04、悪夢の輪舞曲
05、Sis.Anger
06、メギツネ
07、ギミチョコ!
08、ドキドキ☆モーニング
09、ヘドバンギャー!!
10、イジメ、ダメ、ゼッタイ

 META!メタ太郎のシングアロングはなんかみんな必死だった。それに合わせて歌うすぅさんはまたよかった。神バンド・ソロはいつもに増して盛り上がった、青山神の最近のドラムは以前に比べ格段にメリハリが効いている。悪夢の輪舞曲は東京ドームでも披露されたが、久しぶり感があって演出がなくてもこれはいい。できれば紅月のほうが嬉しかった。なんせ国内の単独ライブは昨年の東京ドーム以来だから何を聴いてもいい。 ただ、新曲がまだ披露されないところをみると3rdアルバムまではまだまだ時間がかかりそう。
 正味50分ちょっという短いライブではありますが、こういうライブハウスでやってくれるのは個人的は嬉しい、今回は特に音がよかった。

 昨日のラジオでサマソニ上海のBABYMETALへ高額オファーがあったのを聞いた。スケジュールが合わなくて結局今年は出ないということだが、欧米のロックシーン(ロックシーンだけではないが)では商業的な活動は嫌われる傾向にあるので、中国のお金に物を言わせる的なことは軽蔑される。サッカーのシーンでは考えられないような移籍金や年棒が提示されるがよほどお金に困っていない選手以外は移籍しない。また、中国独特のコネ社会もあって中国代表はけして実力主義ではないので代表は強くなれない。せっかく国内でタイアップや協賛を受けないで商業的なイメージを取り払うことに成功しているので、今年のサマソニ上海への出演がなかったことにほっとしている。できればサマソニ上海のブランド価値が上がるまでは出ないほうがいい。
 BABYMETALというブランド価値に見合うかどうかというところが選択基準になるだろう。そう考えると紅白とかはあまり重要視されない。ただ2020年の東京オリンピックはかなり重要なのでそこに向けての準備はしっかりとしておいて欲しい。