2018年8月25日土曜日

アジア大会 日本U-21 1-0 マレーシアU-23 内容が酷すぎる

 上田(法政大学)がラッキーなPKをもらって勝ったが、試合の内容はお粗末だった。 ベトナム戦は視聴しなかったが、見なくても負けた理由はわかる。ネパール戦、パキスタン戦も引かれた相手に対してボールを止めてはパスで連携がなくて、相手ディフェンスを崩せない。パキスタン戦は前半裏にスペースがあって前半だけで4点取ったが、相手が引いた後半はゴールを奪えなかった。
 ベトナム(AFC U-23準優勝国 優勝はウズベキスタンで日本は4-0で大敗している)戦は前線からプレスをかけられてボールを奪われ圧倒されたようだ。グランドも悪く日程も過酷なのだが、新しくチームを組んでまだチームとして機能していない。 グランドでリーダーシップをとる選手もいないし、ゲームコントロールが全くできていない。 セットプレーも高さがあるのに全く活かせない。CKもマレーシア相手に10本あったが、まともなボールが入らない。高さのある立田や板倉がゴールに向かって走るだけでも相手にとって脅威になるのだが、立ったまま頭に当てようとするから全く怖さがない。 

 2回戦(準々決勝)はサウジアラビアU-21だが中国U-23に4対3(4-0から3点取られたようだ)と競り勝っただけに、今の戦い方では勝機はなさそう。 

 東京五輪にむけてチーム作りが始まったばかりで、選手同士がどういう試合をするか理解していないし、選手間のコミュニケーションも全くないという感じがする。 森保監督も1戦でも多くの試合を経験させたいところだが、その為には可能性を感じさせるセットプレーくらいしっかりやってもらいたい。 選手の資質もあるが、これくらいは監督の仕事。 マレーシア戦は終盤MFの選手に疲れが見えて相手にスペースを何度も突かれていたが、ここで選手を送り込めないのも厳しい(安心して送り込める選手の見極めもまだできていないし、監督の信頼を勝ち取っている選手もいないようだ)。三好(札幌)が今大会あまり調子がでていないのも大きい。