名盤ドキュメント「YMO“ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー”」 (amass)
YMOの3人が出ていない。録音当時の関係者や音楽関係者が出るというちょっと不思議な番組だった。
1979年9月25日に発売されたアルバムだけれど、今聞いても古臭さは感じない。テレビなのに当時のマルチトラックのテープの音源はクリアでちょっと驚いた。終わってからCDで聞き直したが、CDの音は小さく迫力を感じなくて物足りなさを感じた。 残念ながらYMOのライブには行ったことがなく(当時は忙しすぎてそれどころではなかった)、WalkMANのテープの音の記憶しかなく実際にどんな音で演奏されていたのか知らない。
これって2020年の東京オリンピックの開会式で使ってもいいのではないかと思った。今の技術であればもっとメリハリのある音で演奏できるだろうし、1曲目の Technopolis(リンク先YouTube)は相当なインパクトがある。頭脳都市東京は江戸の町を築いた徳川家康の時代からTechnopolisだったし悪くない。
YMOも日本のミュージシャンとしては、珍しく海外での活動を当時先駆けてしていたが、知名度という点ではそれほどではない。 海外では坂本龍一個人としてのほうが名前が通るだろう。 でもそんなことを関係なしにYMOには出演して欲しくなった。
その後で放送された「細野晴臣イエローマジックショー2」に3人が緩く登場してかなりずっこけた。 ちなみに1回目は2001年1月23日の放送でおぼろげだが見た記憶がある。まあ3人にとっては何度もこのアルバムについてのインタビューを受けていただろうから、今更という感じなのだろうね。
ついでに、東京オリンピックに出演が想定されるPerfumeがアメリカ野外フェス「Coachella」出演決定(natalie.mu)だそうだ。 単独の海外ツアーは今までに何度かやっているが、フェスは2回目、アメリカでは初となるそうだ。 昨年のXJAPANは少々残念だったが、彼女達がアメリカで受け入れられるかどうかの試金石になる。ネットでも中継されるから随分と思い切った決断をしたものだと驚いた。 上手くいくことを願う。