オーストラリア戦ではまった3ボランチでブラジル戦をハリルは試したかったのだと思うが、1点目をあれだけ早い時点で取られてしまうと守備がはまらない。 2点目3点目ともカウンターからピンチを作られて、失点につながってしまった。
2点目の失点のきっかけはこの位置でボールを奪われてカウンターをうける
ただ、今回のビデオ判定はいただけなかった。試合の流れが中断しすぎてつまらない。
2013年のコンフェデ杯でも、ブラジルが意図的にボランチの前にスペースを作っていて、ボールを奪いに行ったところを交わされて、カウンターで何度も崩されてボロボロにされたことを考えると、ハリルの判断は正しいと思っていた。本戦では失点したらすぐに前からプレスをかけるところだが、あまりにも意図しない失点だけに中盤で固めて裏にボールを入れさせないという守備を試したかったのだと思う。
しかし、相手エリア近くでボールを失うとブラジルの攻撃は相変わらず速い。 特に3点目の失点は久保の不用意な横へのドリブルを奪われる形は見方の姿勢が前を向いているから、あの奪われ方は最悪だった。
久保の中央への切込みだが、ボールを持ちすぎて奪われカウンター。これは絶対にダメなパターン
後半は、ブラジルがペースを落としてきて日本にもチャンスがあったが試合巧者のブラジルはCKからの失点のみで試合を終えた。 浅野は絶好のフリーでのシュートを決めていれば少しは格好がつく試合だったかもしれないが、あれが決められないが今の日本の現状だろう。
これは絶対に決めておきたかった。浅野ヒットせず。
解説の松木はしきりに前からのプレスをと言っていたが、3枚のディフェンシブハーフでの守備が上手くいくかは、次のベルギー戦をみないとわからない。
酒井宏樹はイエローをもらったけれど、1対1に強くなったし、途中から入った森岡もそこそこよかった。 乾は長友が高い位置をとることも多かったこともあって彼の良さはほとんど出すことはできなかった。また、乾は守備の反応が遅いのも気になる。これはエイバルでの試合もみても、相手選手へのプレッシャーのかけ方が弱いといつも感じてしまう。 前線からプレスをかけるのであればやはり岡崎が最適だと思う。
毎回欧州遠征では、1戦目強豪相手に完敗して日本のサッカーは進歩がない。2戦目は比較的内容が良いことが多いのでベルギー戦に期待しよう。