2018年4月9日月曜日

ハリルホジッチ監督解任 やっと動いたサッカー協会

 ようやく日本サッカー協会の幹部が重い腰を上げたという感じだろうか? 田島会長は何もしないと思っていたので、少し驚いた。 アギーレやハリルを連れてきた原さんにはちょっとお気の毒な感じもする。

 ハリルの日本代表の試合のベースは昨年ホームで快勝したオーストラリア戦だと思うが、あの試合ではオーストラリアが最後までDFラインから繋いで、放り込むことをしなかったから勝てた試合だと思っている。 最終戦では大迫を怪我で欠いてアウェイでサウジアラビアに敗れている。 年末の東アジア選手権でも韓国に大敗してあまりにも無様だった。

 ただ、今の日本代表の力だと守ってトップの大迫に当てるしか方法もないような気がする。1対1ではコロンビア、ポーランド、セネガルには全く勝てないだろう。中盤の守備も長谷部は危ういミスを試合中1,2度起こしている。あのボランチのポジションでは致命的だ。 それくらい選手のポテンシャルも低い。

 ハリルのサッカーをベースにしながらも、もっと守れて速さのあるサッカーをしない限り、リーグの突破は難しいだろう。 そのためには井手口のような走れる選手が必要なのだが、移籍したスペインの2部のチームではベンチに入ることもなく、練習で紅白戦すらないようなチームで絶望的のようだ。

 代表のチーム作りはプレミア、ブンデスが5/13くらい、リーガが5/20に終了してからなので、壮行試合(5/30ガーナ戦)まで、少ししかない。 まあ、ここでそこそこの仕上がりは無理だとしても、目指すサッカーがどんなものか期待したいところだ。 ただ、西野監督の監督としてのブランクが少々気になる。 できれば、手倉森にもう少し早い段階で経験を積ませたかった。 特に東アジア選手権ではハリルが指揮を執る必要もなかったと思っている。 

 日本では技術的に上手い選手も増えているが、ストライカー不在で世界の進歩からも取り残されつつある。 それだけに組織を大事にする日本のサッカーは今一つ盛り上がりに欠ける。 J1のチームを減らしてでももっとトップリーグが面白くなるようにしなくてはいけないし、そうすれば空いた日程で各年代の強化もできる。 代表チームが強くならなければ、日本のサッカーは衰退する。 Jリーグが始まって4半世紀が過ぎたのだから、変革が必要。