2017年2月27日月曜日

Jリーグ 25年目のスタート 清水は開幕戦ホームで敗戦 駒不足だな

 はやいもので、Jリーグが開幕して4半世紀がたった。当初プロができてどれだけ日本のサッカーが変わるのか疑問だったが、マーケティングパートナーとして博報堂が仕掛けた戦略は面白いくらいに当って、異常なほどの盛り上がり見せた。 カズやラモスの年棒が1億円を突破して個人的にはとても違和感を覚えたし、海外のサッカーを知っている人たちは異様な盛り上がりにまだそのレベルにないと内心思っていたが、サッカーの普及にはこういうバブル的な方法もあると感心した。

 今は世界における日本のサッカーの位置はしっかり認識されている。そしてJでの各チームの位置づけもだいたいわかっている。 清水の今年の目標は9位以内、勝ち点50以上。大前を失って野津田を広島から期限付きで獲得したが、J2での鄭大世、大前の活躍を考えると戦力ダウンだ。DFの三浦のG大阪への移籍も痛い。
 先発を予想された竹内は開幕前に5週間のケガ、先発した河井は6か月のケガ。

 神戸戦はしっかり守備のブロックをしいて、まずまずの守備をみせたけれど昨年からの課題であるセットプレーから失点。その後の攻撃にも攻め手を欠いて相手ゴールに迫ることができなかった。野津田に替って入った村田の足を封じられ、最後のパワープレーもプレスをかけられ最終ラインからボールを蹴るが効果的なボールを上げられない。 J2では終盤運動量が落ちるチームが多かったけれど、J1ではそんなことはない。 攻撃の糸口をみつけないと勝利は難しい。

◆レスター ラニエリ監督解任

岡崎のレスターは降格圏に落ちたラニエリを解任、CLのトーナメント1回戦のホーム戦の前ではあったけれどこの状態を打破するには仕方がなかったかもしれない。 昨シーズンは奇跡の優勝をしたが、今シーズンはカンテ移籍の穴を埋めることができなかった。 昨シーズンは岡崎が前からプレスをかけてカンテが豊富な運動量でボールを奪取したが、今年は岡崎が頑張ってプレスをかけても後ろが反応しないので、たやすく最終ラインまでボールを運ばれてしまう。CBのフートとモーガンは前にはめっぽう強いが自陣に向っての守備は上手くない。当然失点も増える。中盤でのボール奪取も少ないので、得意のカウンターもできない。マフレズも昨シーズンの好調さが嘘のようになりをひそめてしまっている。 中盤が機能しないと岡崎の良さもでないので、当然出場回数も減ることになるし、攻撃の少ないレスターではシュートチャンスすら期待できない。はたしてプレミアで彼のいるところはあるだろうか?