2016年8月23日火曜日

リオ五輪閉会式 「TOKYOショー」 が素晴らしかった


 安倍首相のMARIO(PrimeMinistar Abe Shinzo in RIO)が話題をさらった感じになっていたけれど、日本の多くのクリエーターが携わって作られたショーで、とても洗練されていてよかった。総合演出は椎名林檎さんらしいのですが、Perfumeチーム(MIKIKO,Rhizomatiks,中田ヤスタカ)の要MIKIKO氏の演出がメインでしたね。

 まずはジャズトランペッターの三宅純さんが編曲した「君が代」が、雅楽の演奏を想像させたし、歌い方も姫神っぽくて厳粛な感じでよかった。徐々に日の丸になっていく演出も素晴らしい。

  プレゼンテーションの映像に、北島康介や高橋尚子ら日本を代表するオリンピック選手にキャプテン翼やハローキティ、ドラえもんなど日本の象徴的存在と名を連ねアヤバンビ(AyaBambi)も登場(全然知らなかったけれどかっこよかった)。 また、1964年の東京オリンピックのオマージュありで細部に気を配られていてよかった。(クリエーティブディレクターの佐々木宏氏や菅野薫氏など)


  AR(拡張現実)を使ったライゾマティクスの技術も凄い。あんなに大きい空間を使ってやったのをはじめて見た。 ライゾマの技術は凄すぎて理解できないこともあるけれど、今回の映像は半端ない。きっと真鍋大度氏は4年後にむけてもっと凄いことを考えているんでしょうね。期待してしまう。

 また、MIKIKO氏率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY」や青森大学男子新体操部のパフォーマンスも少数精鋭で無駄がないし、光のフレームを上手く使ったショーは光と音の演出を得意とするPerfumeチームの良さが全面にでていて素晴らしかった。

 今回BGMとして流れた音楽は、椎名さん作曲の「ちちんぷいぷい」「望遠鏡の外の景色」や、中田ヤスタカさんの「1620」、ピアニストH ZETT Mさん作曲の「Neo Japanesque」などで、現代の東京を表していてセンスの良さを感じた。

 ネットでは、AKBやジャニーズやEXILEが出なくてよかったという声が多かったけれど、4年後はどうなることやら? あまりごり押しすると世界中からバッシングされるから自重してほしいものですね。